逢坂小学校が創立115周年を迎え、9月2日に同小で創立記念式が行われました。卒業生の平尾彩乃さんが講演を行い、同小での学びや経験が現在の活動につながっていることを話しました。
逢坂小は明治42年9月1日、飯里尋常小と会下尋常小が統合され、逢坂尋常小として設立されました。9月1日が日曜日だったため、この日に記念式を行いました。
平尾さんは2012年に同小を卒業。岡山県立大の大学院で建築を学ぶ傍ら、同県西粟倉村を拠点に活動するトコトデザイン合同会社に所属。子どもたちにモノづくりを教えたり、逢坂むらづくり協議会を支援するなどの活動を行っています。
記念式で平尾さんは、同小で経験した全校表現の取り組みを紹介。「みんなで一つの作品を作り上げていくことで、モノづくりの楽しさを知りました。一人ではできないことも、みんなで力を合わせれば実現できると感じました。モノづくりにはデザインする力と協力する力が必要です。この力は机の上の勉強では手に入りません。みなさんも、多くの人と一緒に活動する機会があれば、積極的に取り組んでください」と呼び掛けました。
会場には平尾さんが作製した家や鷲峰山の模型なども置かれ、児童らが、作製時の苦労や工夫について平尾さんに質問しました。